法人概要
法人名 | 社会福祉法人 鷹見会 |
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理事長 | 渡辺賢二 |
事業内容 | 介護事業 |
本部所在地 | 〒270-0021 千葉県松戸市小金原6-2-4 |
TEL | 047-342-0575 |
FAX | 047-342-5560 |
定款 | 定款 鷹見会 |
役員名簿 | |
役員報酬 規程 |
役員報酬規定 |
当法人の設立趣意
本社会福祉法人の設立を求める「言語デイサービスミカタ松戸」は、松戸市の地域に密着して約10年に渡り、全国でも数少ない「言語デイサービス」として、言語障害を持つ方を中心とした多くの方々に「言語リハビリテーション」を提供し、地域に根ざした新しい「言語デイサービス」のあり方を目指して、行政との協力事業による各種事業の展開などにも取り組んで参りました。
全国で専門的な「言語リハビリ」を提供する「言語デイサービス」(以下、「言語デイ」と表記。)の事業所数は、通常の「デイサービス」事業所が全国で約4万数千箇所あるのと比べて約30箇所程度と圧倒的に少数ですが、「言語デイサービスミカタ」の展開する「言語デイ」の事業所は千葉県内でも4箇所あり、「言語デイサービスミカタ松戸」はその嚆矢となった事業所です。
「言語デイサービスミカタ」では、病院退院後の年単位にも及ぶとされる日常生活における「言語リハビリ」の取り組みに対して「ST」を手厚く配置すべきと考えており、全国での「ST」の登録数が約2万7000人(一般社団法人言語聴覚士協会発表)程度と、同じ介護系の国家資格である「理学療法士」が全国で約10万7000人登録と比較して少数、且つその殆どが病院等医療施設を勤務先として、地域のリハビリを担う介護保険制度下で働く「ST」は全体の約15%程度と報告されている中、「言語リハビリ」を専門的に担う「言語聴覚士(以下、「ST」と表記。)」の技術と能力を最大限に評価し、千葉県内に展開している「言語デイサービスミカタ」の全4事業所で計11名の「ST」を採用し、終日各事業所で1名以上の「ST」を配置しております。これは、全国でも数少ない「言語デイ」の中においても特に手厚い取組であります。
そして具体的な「言語リハビリ」の取り組みとして、弊事業所では『言語障害におけるコミュニケーションの改善は、他者と共に、そして他者との間で、言語情報のやり取りを通じて社会的交流の喜びを得る過程にある』の理念に基づき、「対個人間」ではなく、「グループ内」での「言語訓練」を模索し、サービス利用者全員が情報を共有し合い各々の方法で発言し合うオリジナル教材『脳楽習』を用いた「IT言語リハビリテーション」を考案し、「言語デイサービミカタ」独自のサービスを提供しております。(この「IT言語リハビリテーション」の実績が評価され、経済産業省が実施する「攻めのIT経営中小企業100選」で千葉県初の認定企業となりました。)また、このオリジナル教材を使った独自の「言語リハビリ」は、脳の血流促進の実験により、認知症の予防にも大変有効であることが確認されており、「認知症予防」サービスとしても利用者の方々に大変好評を頂いております。
その他にも、認知症軽度の方から健康な高齢者をも対象とし、言語療法・学習療法・脳リハビリの観点から、計算・漢字・読解・書字の4ジャンル毎に、各対象者の力にあう教材を自動で印刷し、採点結果の入力により毎回レベルにあった内容で違う問題が出題される、独自の個別言語機能改善教材「高齢者支援学習プリント自動選択システム」をオリジナル開発し、実施しております。(この「システム」は、千葉県元気づくり補助金事業に採択され作成したものです。)この「システム」のメリットは、毎回新しい問題に触れることで対象者
の学ぶ楽しさが得られ、意欲が継続されるとこのみならず、実際に事業所でサービス提供にあたる「ST」を初めとする職員の仕事量の軽減につながる点や、経験の浅い職員にも容易にサービス実施する事を可能にした点と数点に及びます。
この様に、私たちが提供している教材及びサービスは、他の「デイサービス」及び「言語デイ」には無い「唯一無二」のオリジナルと自負しておりますが、その「唯一無二」の源泉は「ST」等の職員の能力に負うところが大変大きく、今後も継続して、私たちの「言語リハビリ」に特化した質の高い効果的なオリジナル教材を使用したサービスを提供する為には、「ST」等の人材の確保が最重要課題と考えています。
しかしながら、一般的な問題として、医療法人や社会福祉法人等の公益法人と比較して小規模な有限会社(営利法人)における「ST」等の優秀な人材確保は年々難しく、人材募集の面についても経営基盤のしっかりした社会福祉法人等の公益法人へと応募が流れている傾向にあります。また、現実的な問題として、弊事業所が小規模な営利法人形態を基盤として活動している現状においては、「唯一無二」の源泉である「ST」等の職員に還元出来る資本は決して安定したものではなく、優秀な人材を確保し育成することや、現状以上のサー
ビス展開もまた難しい局面になっていくと予想されます。その他にも、私たちのオリジナル教材・サービスを安定して継続提供する為には「タブレット」等のIT周辺機器のメンテナンスが不可欠となりますが、営利活動で得た利益を「機器のメンテナンス」に優先的に再投下すべきか、「ST」等の職員の給与や福利厚生、人材確保に要する人件費等を優先すべきか、経営判断として厳しい局面に度々遭遇しております。
繰り返しになりますが、私たちの提供する「言語リハビリ」は、そのオリジナリティと先進性において全国でも「唯一無二」であると自負しておりますが、それを可能にしているのは「オリジナル教材及びサービス」と、それらの源泉となる「ST(人材)」の両輪であり、どちらも欠かす事のできない重要なファクターとなっております。
私たちはこの両輪を欠くことなく、更なる地域貢献を通じて継続発展するため、また、「唯一無二」の「言語リハビリ」をさらに進化させかつ安定して提供するため、そして「唯一無二」の源泉となる「人材」の確保を強化するために、営利団体から公益団体への法人格の転換を希望し、社会福祉法人格の取得を強く願います。
最後に、現在の国(厚生労働省)の取組として、地域生活支援事業での失語症者向け意思疎通支援者の養成事業について、平成30年度以降の失語症者向け意思疎通支援者養成及び派遣事業の全国展開を目指し、一般社団法人日本言語聴覚士協会の協力のもと、養成研修の講師となる人材の養成を進める取組が発表されておりますが、これらについても、これまで私たちが他の地方公共団体との協力事業(「失語症会話パートナー派遣事業&失語症会話ボランティア養成講座(市川市より協力要請)」、「失語症会話サポーター養成講座(流山市より協力要請)」、「東京都立特別支援学校への外部専門家派遣」)から得た経験等を、社会福祉法人格を取得することにより、松戸市内においてより効果的に還元し、更なる地域貢献が出来るものと考えています。
以上から、松戸市の協力、指導を得ながら、本社会福祉法人が言語障害等を持った方々の社会参加への初めの一歩となり、同じ障害を持つ方々の交流の場として、また、優秀な「ST」の効果的な受皿となるよう、社会福祉法人鷹見会の設立を計画するものです。
社会福祉法人鷹見会 設立代表者 渡辺 賢二
沿革(鷹見会のあゆみ)
2004年 8月 | 有限会社ミカタ設立 |
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2006年 1月 | 言語デイサービス ミカタ松戸開設 |
2007年 7月 | 千葉県知事より経営革新計画承認企業に認定(経支第107号) |
2011年 11月 | 松戸商工会議所より感謝状(地域経済の振興発展への貢献) |
2014年 2月 | 松戸商工会議所より松戸優良企業大賞「特別賞」受賞 |
2014年 8月 | 千葉県産業振興センター事業可能性評価委員会 専門家派遣企業 |
2014年 9月 | 平成25年度ものづくり・商業・サービス革新補助金 採択 |
2014年 12月 | 千葉県知事より経営革新計画承認企業に認定(経支第26-70号) |
2015年 2月 | 松戸商工会議所より松戸優良企業大賞「優秀賞」受賞 |
2015年 3月 | フジサンケイ ビジネスアイにより第20回千葉元気印企業大賞 「第20回記念特別賞」受賞 |
2015年 9月 | 平成26年度ものづくり・商業・サービス革新補助金 採択 |
2016年 6月 |
経済産業省「2016 攻めのIT経営中小企業百選」選定 |
2016年 7月 | 平成28年度 ちば中小企業元気づくり助成事業 成長分野研究開発助成 採択 |
2016年 9月 | 厚生労働省より「経営力向上計画」認定 |
2017年5月 | 平成28年度ものづくり・商業・サービス革新補助金 採択 |
2017年11月 |
医工連携推進機構 医療機器等の試作品製作に関するパッケージ型支援プログラム 試作品製作実習 採択 |
2018年2月 |
松戸市より社会福祉法人の認可を受け、「社会福祉法人鷹見会」を新設 |
2023年1月 |
居宅介護支援事業所 「ミカタケア」事業開始 |
2023年2月 |
業務継続計画(BCP)自然災害編・感染症編 策定 通所介護事業所「虐待防止のための指針」 策定 |
2023年3月 |
介護支援事業所「虐待防止のための指針」 策定 |
表彰・選定など
2011年 11月 | 松戸商工会議所より感謝状(地域経済の振興発展への貢献) |
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2014年 2月 |
松戸商工会議所より松戸優良企業大賞「特別賞」受賞 |
2015年 2月 | 松戸商工会議所より松戸優良企業大賞「優秀賞」受賞 |
2015年 3月 |
フジサンケイ ビジネスアイにより第20回千葉元気印企業大賞 |
2016年 6月 |
経済産業省「2016 攻めのIT経営中小企業百選」選定 |
2016年 7月 | 平成28年度 ちば中小企業元気づくり助成事業 成長分野研究開発助成 採択 |
2016年 11月 |
千葉エリア 産学官連携オープンフォーラム2016 参加 |
2016年 11月 |
松戸商工会議所より優良従業員(4名)表彰 |
2017年 3月 |
プラスITフェア 業種別導入体験インタビュー 登壇
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メディア掲載
2016年 6月 |
IT誌「COMPASS(リックテレコム)」 ※クリックで見開き拡大表示します。 |
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2016年 8月 |
ブリッジ(松戸商工会議所) ※掲載ページ(右)画像クリックで拡大表示します。 |
2017年 6月 |
SCB産業企業情報(信金中央金庫/地域・中小企業研究所) ※掲載ページ(右)画像クリックで拡大表示します。 |
「介護職員等特定処遇改善加算」
社会福祉法人鷹見会は令和元年11月より下記事業所にて介護職員等特定処遇改善加算を取得しています。
事業所名:言語リハビリ ミカタ松戸
「介護職員等特定処遇改善加算の要件」
・ 現⾏の介護職員処遇改善加算(Ⅰ)から(Ⅲ)までを取得していること
・ 介護職員処遇改善加算の職場環境等要件に関し、複数の取組を⾏っていること
・ 介護職員処遇改善加算に基づく取組について、ホームページへの掲載等を通じた⾒える化を⾏っていること
「見える化要件」
賃金以外の処遇改善に関する具体的な取り組み内容を、介護サービス情報公表システムや事業者運営のホームページ等により外部から見える形で公表することです。
「職場環境要件の提示について」
見える化要件に基づき賃金以外の処遇改善に関する具体的な取り組み内容を下記に提示します。
分類 |
内容 |
資質の向上 |
働きながら介護福祉士取得を目指す者に対する実務研修受講支援や、より専門性の高い介護技術を取得しようとする者に対する喀痰吸引、認知症ケア、サービス提供責任者研修、中堅職員に対するマネジメント研修の受講支援(研修受講時の他の介護職員の負担を軽減するための代替職員確保を含む)
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労働環境・ 処遇の改善 |
ICT 活用(ケア内容や申し送り事項の共有(事業所内に加えタブレット端末を活用し訪問先でアクセスを可能にすること等を含む)による介護職員の事務負担軽減、個々の利用者へのサービス履歴・訪問介護員の出勤情報管理によるサービス提供責任者のシフト管理に係る事務負担軽減、利用者情報蓄積による利用者個々の特性に応じたサービス提供等)による業務省力化
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その他 |
介護サービス情報公表制度の活用による経営・人材育成理念の見える化 非正規職員から正規職員への転換 |